第三話

今日は何度目の路上だったのだろうか・・・

教官は「もう路上なれたよね?」 と私に向かい話し掛けてくる

私もそれに答えることができる余裕もできてきた

すでに第二段階に入って9時間も自動車に乗っていることになる

この前は縦列など、自動車を指定の場所に停止させる練習もした

私にとってこわかったのは、減速せずにカーブを曲がること

通常カーブでは徐行して曲がるのが当然だがもしも徐行しなかった場合どうなるのか・・・

それを教えるための実験とでも言うのであろうか・・・



教習所が狭いため、私が通っている自学では制限速度が一番速いところでも35Kとなっている

それを約30K以上のスピードでカーブを曲がるというのだからおっかない

現役ドライバーからみれば、何を言ってるんだ? といわれそうだが、私にとって怖いものは怖い

教官の手本ですでに悲鳴を上げていた私だが・・・結局自分でもそれをやらなくてはならないのだ・・

一度目は怖気付いて減速してしまい、失敗

だが、スピードが速くなるとカーブに達する前にハンドルをきってしまい、内側にぶつかるという事故もないわけではないらしい

だが一番多いのはカーブを曲がりきれず、対向車と衝突するケースが多いと聞いた

確かに私がやったときは対向車線におもいっきりはみ出した

ハザードランプをつけていたし、対向車がいないことは確認済みだったのだがタイヤはキーキーいうし怖いものは怖い

私がびびっているのを見て、教官は笑っていたw

次にやったのは急ブレーキ

時速35K以上で、おもいっきりブレーキを踏む

エンストしてもいいからおもいっきり踏んでといわれたので、クラッチなんて気にせずにおもいっきり踏んだ

そしたら無論、キキーとすごい音を立てて車はスリップ

といっても左右に動いたわけじゃないが・・・

教習所内だからいいようなものの、路上では絶対にやりたくない行為だとおもった



その後、次の時間はまた路上での教習

教官の指示に従い、指定の場所まで行った後。一旦車を止め、ゴール地点までの道のりを自分で決めるというもの

道を一旦決めたらその通りにいかなければならない

あたりまえだとおもうだろうけれど、方向音痴の私には結構つらいものだ

しかも地図を見て道を決め、その後実際の道を自分が運転するというのが私には苦手

道を決めずにとにかくゴール地点へ行くというのであれば簡単なのに・・・

だが、実際知らない土地に出向いたとき。地図を見ながら進むということを想定してのことだろう



それにしても本当に不思議なものだ

つい数ヶ月前までは自動車を自分が運転するなんて考えてもみなかった

ただ私が考えていたのは自転車をどうやって速く走らせるかのみだった

さらに初めて自動車に乗ったときなんて、前を見るのが精一杯

教官の言葉に耳を傾けることもできなかったのに

20K出すことも怖くてできなかったというのにたった2ヶ月弱で60Kで路上を走っているのだから・・・

教官の指示はもちろん、吉●屋の牛丼についてやセブンイレ●ンのおでんについて話したりしているのだから

本当に当時から見れば考えられない

ただ今でも変わっていないのは、自転車で道●バスを追い越そうとしていることだけだ・・・(笑

そして仮免ドライバーは今日も行く・・・

第三話 完